
『ラグジュアリー:ファッションの欲望』展開催
妹島和世氏の空間デザインに注目
東京都現代美術館にて10月31日より、『ラグジュアリー:ファッションの欲望』展が開催される。ファッションを通じてラグジュアリーという視点から時代や社会の価値観の変遷を辿ることができる同展は、京都服飾文化研究財団(KCI)のコレクションから多角的な視点で精選した17世紀から現代までの作品約100点を4つのカテゴリーで構成。その内容は、ポール・ポワレやロイ・リキテンスタインの作品を中心とした「着飾るということは自分の力を示すこと」、マドレーヌ・ヴィオネからバレンシアガ、ランバンまでを展示した「削ぎ落とすことは飾ること」、建築家の妹島和世が空間デザインを手がけたコム・デ・ギャルソンの展示「冒険する精神」、そして、メゾン・マルタン・マルジェラによるアーティザナル・ラインを中心とした「ひとつだけの服」といった展示構成。視覚的にラグジュアリーで贅沢な表現から、より個人的で知的な遊びにも近いラグジュアリーまでを見ることができる充実のラインナップだ。社会の動きと私たちの価値観を何よりも敏感に捉えているファッションを通して、“ラグジュアリー"の意義を再考察してはいががだろう。

参加ブランド:Balenciaga/Beer/Chanel/Christian Dior/Comme des Garcons/Courreges/Gres/Issey Miyake/Lanvin/Louis Vuitton/Madeleine Vionnet/Maison Martin Margiela/Paul Poiret/Pierre Cardin/Roy Lichtenstein/Schiaparelli/Thierry Mugler/Viktor & Rolf/Worth/Yves Saint Laurent