世界の贅沢、NILEの贅沢

シンプルに肉の旨味を引き立てる赤ワイン

シドニーをはじめ、内外のヒルトン・コンラッドでワインコンサルタントを務めるジョルジオ氏は、セミナーを通してワインを語ることもしばしば。10月30日、ヒルトン東京で開催されたロン・ジョルジオによるワインセミナーでは、和洋中の料理とワインとのマッチングについて語られた。メインのテンダーロインステーキには、オーストラリアのキリカヌーンワイナリーのシラーズをチョイス。この南オーストラリア、クレア・ヴァレーにある小さなワイナリーは、小さな畑からいいブドウだけを集めた丁寧なワイン造りが評価され、生産量も少なくレアワインとして注目を集めている。特にシラーズは果実味豊かでリッチな味わいに定評がある。
　「テンダーロインをこのようなシンプルな赤ワインソースで楽しむ場合、カベルネ・ソーヴィニヨンでは重すぎるし、ピノ・ノワールでは軽すぎる。ややスパイシーなシラーズは、まさにベストなマッチング。まだ若々しさの残る2005年は、ラタトゥイユやベーコンの風味ともよく合います。シラーならフランスのコート・ドゥ・ローヌのものでもＯＫ」

ビーフテンダーロイン 赤ワインソース ポテトベーコンテリーヌ ラタトゥイユ添え×
2005 Kilikanoon Killerman’s Run Shiraz
キリカヌーンはパーカーポイントでも高得点をマークする、高品質なワインで知られるワイナリー。