
ロン・ジョルジオ/シドニーで歯科医を営む傍ら、ワインに多大なる情熱を傾け、2000年にマスターオブワインの称号を取得。以降、内外の著名なホテル、レストランでワインリストの作成に携わる。モルディブ、東京、シドニー、クアラルンプール、メルボルン、北京など世界各国のヒルトン・コンラッドホテルでワインコンサルタントを務める。

世界のワインをリードするマスターオブワイン
Photo Yuu Nakaniwa
Text Chiharu Ono
Text Chiharu Ono
ロン・ジョルジオが誘うワインの悦び
世界のワインの最高峰資格マスターオブワイン(以下MW)。ロンドンに本部のあるMW協会が行う試験は、世界3カ所で開かれる合宿セミナーに2年連続の参加が義務づけられ、本番では4日間にわたり醸造、ワインビジネスの論文、複雑なテイスティングが課せられる。1953年より試験をスタートして、現在のMWは世界でわずか277名(2008年10月現在)。合格者のなかにはジャンシス・ロビンソンを初めとする著名なワイン評論家が名を連ね、その影響力は絶大。彼らが世界のワインをリードしているといっても過言ではない。
そのMWの称号を持つ1人であるロン・ジョルジオは、シドニーで歯科医を営む医師だ。週4日は歯科医として患者を診察、残りの時間はワインに費やすという、ハードな日々を送る。「一ヶ月に約350本のワインのテイスティングをしているけれど、私にとってワインは悦び。ワインに携われる仕事ができて本当にハッピーだよ」
そのMWの称号を持つ1人であるロン・ジョルジオは、シドニーで歯科医を営む医師だ。週4日は歯科医として患者を診察、残りの時間はワインに費やすという、ハードな日々を送る。「一ヶ月に約350本のワインのテイスティングをしているけれど、私にとってワインは悦び。ワインに携われる仕事ができて本当にハッピーだよ」