
資生堂ギャラリー、ゆかりの作家たち
1. 小村雪岱 舞台装置下図《刺青奇遇 水際》1932年
2. 三嶋りつ惠 《CELLULA》2011年
3. 駒井哲郎 《La Maison Jaune(黄色い家)》1960年
1. 小村雪岱 舞台装置下図《刺青奇遇 水際》1932年
2. 三嶋りつ惠 《CELLULA》2011年
3. 駒井哲郎 《La Maison Jaune(黄色い家)》1960年
新進アーティストのパトロンを自任する資生堂は、銀座にアートのサロン文化を醸成してきたと言えよう。そういった精神の下で収蔵された作品が、結果的に後にアーティストの目覚ましい活躍により価値を高めたり、野心的な取り組みの原点を知る貴重な作品であったりする、という感じだろうか。
「例えば1975年から20年間展開した『現代工藝展』では、当時の中堅作家に19名参加していただきましたが、時を経て今、内13名が人間国宝になられました。私たちが収蔵している作品が、結果的に人間国宝の作品になったというのは、本当にうれしいこと。その意味でも、今年で6年目を迎えた公募展『シセイドウ アートエッグ』の新進作家が20年、30年後にどうなっているか、本当に楽しみです。資生堂は『私たちには美を見抜く目がある』と自負しています」
とほほ笑む岩田氏が、近年注目しているのは、氏と同世代の女性アーティスト。「つい感情移入してしまう」そうだ。色彩豊かな油彩画で知られる辰野登恵子や、ベネチア在住のガラス作家の三嶋りつ惠、写真家の石内都など、友人のような感覚で応援しているという。
「例えば1975年から20年間展開した『現代工藝展』では、当時の中堅作家に19名参加していただきましたが、時を経て今、内13名が人間国宝になられました。私たちが収蔵している作品が、結果的に人間国宝の作品になったというのは、本当にうれしいこと。その意味でも、今年で6年目を迎えた公募展『シセイドウ アートエッグ』の新進作家が20年、30年後にどうなっているか、本当に楽しみです。資生堂は『私たちには美を見抜く目がある』と自負しています」
とほほ笑む岩田氏が、近年注目しているのは、氏と同世代の女性アーティスト。「つい感情移入してしまう」そうだ。色彩豊かな油彩画で知られる辰野登恵子や、ベネチア在住のガラス作家の三嶋りつ惠、写真家の石内都など、友人のような感覚で応援しているという。