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資生堂ギャラリー、ゆかりの作家たち
1. 山本丘人 《五月》1932年
2. 須田國太郎 《ダロカ》1922年
3. 川島理一郎 《ダリヤ》1950年
4. 富本憲吉 《染付竹林月夜模様皿》1937年
5. 増村益城 《乾漆赤口洗朱菊花盤》1992年
最初に行われた催しは、フランスから帰国したばかりの洋画家・川島理一郎の水彩画展。以後、山本丘人や須田國太郎、駒井哲郎など、後の美術史に輝かしい足跡を残した多くの作家が資生堂ギャラリーでデビューした。芸術家が持参する作品を見た上で開催の可否を決定したのは信三自身。かなりの目利きであったことがうかがわれる。彼の審美眼と精神を受け継いだ資生堂は、今も若い才能、新しい芸術に対する支援活動を続けている。これまでに開かれた展覧会は3100回以上、出品作家は5000人に上る。資生堂ギャラリーはまさに資生堂による企業メセナ(芸術文化支援活動)の拠点なのだ。
「出展作品の一部を買い上げて、静岡県掛川市のアートハウスに収蔵しています。ここで常設展や年に数回の企画展を行っています。ただこれはコレクションのためではなく、発表の場を提供しながらアーティストを支援することも考慮した買い上げなんです。これもひとつのメセナ活動であると考えています。例えば梅原龍三郎が、師であるルノワールが亡くなり、パリに飛んで行きたいけどお金がないという時、その渡航費用を捻出するための展示即売会を催した、といった話も伝えられています。また、有信の孫で現・名誉会長の福原義春は日本における銅版画のパイオニア・駒井哲郎のほぼ全作品を所蔵しています。福原家は個人的にも芸術家支援に熱心な方が多いです」
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