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街に溢れる、若手デザイナーらの熱い息吹
バレンシアは地元の有名家具メーカーも多いが、世界的に名前が知られているのは陶器装飾品のリヤドロだろう。バレンシア郊外にリヤドロの工房やショールームが、市内目抜き通りに本店がある。ハビタ会場ではリヤドロの展示とは別に、スペインを代表するデザイナー、ハイメ・アジョンとのコラボによる、メトロポリス・コレクションがさりげなく披露された。
 こうした大御所デザイナーに加え、ハビタ・バレンシアでは若手デザイナーのための展示スペース“NUDE"を設けている。レクサスの車内インテリアのデザインを手がけたストーン・デザインのチームもここで発掘された。その彼らもハビタに顔を見せ、若手デザイナーを活気づけるとともに、製品デザインに参画している「MUJI」のコンセプトや日本のデザインについてプレゼンした。
 展示会場内でのイベントだけでなく、市内の随所でも関連イベントが行われたが、その大半が6時以降であったのは、パーティ好き、宵っ張りのスペインならでは。ファッションブティックはもちろん、飲食店が積極的に参加し、インテリアや料理のデザイン性を競った。
(上)ハイメ・アジョンは2006年からリヤドロのクリエイティブ・アドバイザーに。リヤドロのリアリズムとは異なる、アールデコ、近未来的なメトロポリス・コレクション。花瓶、収納ボックス、ランプなど実用性も高い。集めると町のような迫力が。(下)市内のデザイン学校のホールに、「MUJI」の模擬店が。収納ボックスを照明にするなど、「MUJI」の製品を活用。日本酒や和のスナックを振る舞い、11月のバレンシアの第一号店開業にそなえた。
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