世界の贅沢、NILEの贅沢

ライブ感あふれる現場で進化する料理

中東氏とジェロームシェフの料理は、｢食の饗宴｣がスタートしてからも変わり続けた。厨房では毎日のようにアドリブがあり、スタッフもまた、それによく応えた。美山荘から来たスタッフとベージュ アラン･デュカス 東京のスタッフ、共に高い技術力と情熱を持つからこそ、なしえたことである。
　来店した客からは、｢美味しかった｣に加えて、｢楽しかった｣という感想が多く聞かれたという。中東氏はこう語る。｢イベントのテーマは“革新”ですが、私は今回、“確信”しました。料理を創り、お客様に喜んでいただけるこの仕事は、自分にとってまさに天職であることを｣。
　「食の饗宴」フィナーレは、11月5日〜9日。京都吉兆の徳岡邦夫氏とジェロームシェフのコラボレーションは、どのような感動をもたらしてくれるだろうか。