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つまり、いま多くの国や地域で中央銀行が国債の買い入れを行うため、過去に例をみないほどの「プリンティング・マネー」を行っているのである。その結果は中央銀行の資産膨張という結果になって表れ、例えば米FRBの試算は現在2兆ドル超と、過去1年間で約2.3倍にも膨張している。
 カネの発行・流通量が増えれば、当然、それだけカネの価値は低下する。カネの価値が低下すれば、逆にモノの価値が高まり、それだけ物価上昇&インフレの圧力は強まる。まして、景気対策と金融対策が奏功して各国の景気が回復に向かえば、そのこと自体がインフレの火種となるし、同時に国際商品価格も上昇する。
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