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(左から)パネル・ディスカッションでのヴォルフ・プリックス、トム・メイン、ザハ・ハディット。
不況下で求められる、リベラルな建築
イベント期間中、都市開発や建築設計といったテーマを含めて100以上の会議や懇親会が開かれたが、今年のハイライトは、ヴォルフ・プリックス(コープヒンメルブラウ主幹、オーストリア脱構築派)、トム・メイン(モーフォシス主宰、カリフォルニア文化を強調)、ザハ・ハディット(イラク生まれ、英国を拠点とする脱構築派女性建築家)ら大物建築家のパネル・ディスカッション。残念ながら、参加予定されていたダニエル・リベンスキンドが流感で直前キャンセルとなった。
 3人は、不況で多くのプロジェクトが休止したり、予算面での厳しい条件などが強いられている一方、建築に対してはリベラルな作風がより求められるようになったということで意見が一致。
 「金がモノをいう文化が終わり、新しいアイデアを受け入れる余地が生まれた」と、プリックス。「ブッシュ時代の権威主義な風潮から、クライアントも新しいアイデアを受け入れようという姿勢に変わっている」と、メイン。「こうした中で都市の新しい姿が生まれてきている。国際都市を目指す街が、建築家の力を求めている」と、ザハ。
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