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(左)柔軟な価値観は、受験一辺倒ではない、KLASならではの様々な選択科目や課外活動によって培われてゆく。(右)1人1台のパソコンを持ち、積極的に授業でも活用。コンピューターの授業だけでなく、ほかの科目でも導入している。
日本において、高等学校教育での海外留学が一選択肢として定着したのが1980年代。この時代にあっては折からの留学ブームも手伝い、「国外での見識を広め、英語を話せれば国際人」というある種の幻想的な指標が存在した。今日にあっても「何をもって国際人とするか」の定義は曖昧ではあるが、バブル期の留学ブームにおいては、国際人と認知されることが人間形成の一到達点のように見なされていたことは否めない。こうしたステータスのほころびが、バブル経済破綻と軌を一にして露見しはじめたのが、KLAS開校の1990年であったことは、理念の一つに英語教育を掲げる同校においても運命的だったと言える。KLASでは校内のすべての諸連絡が英語で行われる。英語の授業は本格的なESL方式で、経験豊かなネイティブ・スピーカーの教師陣が担当する。さらに、希望する生徒は、社会や数学、理科などの教科も英語で受けることができる。英語教育には申し分のない環境だ。しかしなおかつ、渡邉博司校長は「英語での基本会話能力はあくまでもスタート地点。生徒がアカデミックな英語を身につけ、それを駆使しながら自らの才能を開花させてゆくことでKLASの英語教育は成就する」と語る。
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