
アルプス発 次世代型教育への提唱
Photo&Text Shun Kambe
スイス・レザンに学び舎を構える
「スイス公文学園高等部」
「スイス公文学園高等部」
スイス公文学園高等部(=以下KLAS)が今年、開校20周年を迎えた。「日本発国際人の育成」という視座に立脚した開校当初からの教育方針は、その実践と実証をふまえて盤石の理念へと昇華している。人間にたとえるならばちょうど成人にあたる歳月を経る過程で、同校が社会へ送り出してきた才能は今や全世界で活躍中だ。それぞれの社会活動において、中堅幹部として脂がのってきた卒業生も増加の一途をたどる。毎年、海外の大学や日本の難関国立大、私大に多くの合格者を輩出し、社会への貢献とともにますます教育界の耳目を集める存在だ。まさに順風満帆そのものと言える学園の歩みではあるが、KLASは既にさらなる20年先にまなざしを向けている。

アルプス南斜面に広がる高級保養地、スイス・レザンに建つスイス公文学園高等部。