白帆たなびく洗練都市—オークランド
全人口の1/4が居住するニュージーランド最大の都市・オークランドは、別名「シティ・オブ・セイル(帆の街)」と呼ばれる港町だ。住民の大多数はシェアなどでヨットを所有しており、週末のレジャーや近海の島への移動手段として日常的に利用している。近海に50の島々が点在し、船に乗れば約30分でビーチリゾートを訪れることができるのは、この街ならではの魅力である。近年では海外から多くの富裕層が移住し、土地の価格も他の都市とは比較にならないほど上昇している。また、富裕層が増えるに従って、変化してきたのがレストランやホテルのグレードだ。市内のレストランでは、世界トップクラスのシェフがニュージーランドの名産をいかして調理する洗練された料理が味わえる。都会的洗練を享受しながら、島々でのリゾートライフが日常的に楽しめる街、それがオークランドである。

ハーバーにヨットが並ぶ、オークランドの象徴的な風景。ニュージーランドは世界最大のヨットレース、アメリカスカップでも2度の優勝経験を持ち、ヨット大国として世界的に名声を得ている。