アセットアロケーションはどうか
資産運用はアセットアロケーションで決まるといってよいだろう。アセットアロケーションとは投資配分のことだ。日本株に○%、日本債券に○%、海外株に○%、海外債券に○%といったように比率でほぼリターンが確定される。自分がとることができるリスク・リターンはどのぐらいだろうか。アセットアロケーションは、ポートフォリオとよく混同されるが、ポートフォリオとはどの商品にいくら預けているかという意味で、たとえばTOPIX連動型ETFに500万円、中国株投資信託に100万円…といったように、資産の具体的な商品や金額などのこと。もし商品は複数の投資信託に分散してあっても、アセットアロケーションの配分でみると、日本株10割となっていたら、分散投資されたことにならない。今という金融危機をチャンスに変えられるかどうか、歴史から学ぶ教訓を活かし、長期的な視野に立って、分散投資の有効性を実践したいものだ。
