
冷静に自分の資産を見つめ直す
まずこうした相場状況において、保有する資産の値下がりが指摘されるが、一番避けるべきなのは、感情的な売りである。まずは、時価において自分の資産がいくらになっているか、何に投資をしているのかをもう一度再点検する。長期投資家にとっては、今の相場がチャンスかもしれない。バブル崩壊後、日経平均株価が8,000円前後であった時代に、割安株を購入し数年後に大きなリターンを得た投資家がいた歴史から振り返ると、今は、ただ悲観するだけときではなく、一つの収益機会といってよいだろう。そして、その際には、アセットアロケーションの比率(日本株・日本債券・外国株・外国債券)を確認したい。保有中の投資信託がすべて値下がりしているといっても、実際、投資先はすべて日本株であるケースもある。自分がどこにどのぐらい投資しているか棚卸をしてみることだ。