
厨房では、マキシムが作業する様子を見守るルネの姿が。
息子シェフは元バイアスロンの有力選手
1976年に父親のルネがオープンしたレストランに、96年から
は息子のマキシムも参加。かつてバイアスロンの選手として、
フランスのナショナルチームにも所属していたマキシムが、「
もし、チャンピオンになっていたら料理の世界には入ってい
なかったよ」と茶目っ気たっぷりに言えば、父親であるルネは
「チャンピオンにならないでくれてよかったよ」と切り返す。2
人の息はぴったりだ。「現状を維持することは停滞だと思って
いる。私は常に前に進んで行きたい。マキシムと一緒に仕事を
するようになり、互いに刺激しあい、協力することで我々の料
理は常に進化しているんだよ」(ルネ)。新しいメニューは、2人
で意見を出し合い、吟味した上で決定しているという。2009年
には、現在8室の客室を、さらに15室増やすことが決まってい
ると、ルネがうれしそうに教えてくれた。
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