


(左より)草間彌生「花咲ける妻有」(右上)イリヤ&エミリア・カバコフ「棚田」(右下)マリーナ・アブラモヴィッチ「夢の家」
点在するアートとの出会い
期間中に展示される作品は2000年、2003年、2006年に開催された大地の芸術祭で制作された作品のうち160点の、恒久作品として残っているものだ。草間彌生作「花咲ける妻有」は緑の中に咲いた巨大な野外彫刻。イリヤ&エミリヤ・カバコフ作の「棚田」は伝統的な稲作の情景を詠んだテキストと、対岸の棚田に農作業をする人々の姿をかたどった彫刻を配置。実際の風景を奥行きのある絵画のように見立てた。古い民家を改装した宿泊施設、マリーナ・アブラモヴィッチ作「夢の家」には実際に宿泊もできる。水晶の枕が付いた木製のベッドで作家がデザインしたパジャマを着て眠り、次の日の朝、見た夢を「夢の本」に書き記すと、それもまた作品となっていく。芸術を通して人と人のつながりや自然との調和を実体験できる、五感のすべてを満足させる催しだ。
『越後妻有 大地の祭り』
●会期 8月1日-8月31日 ●会場 越後妻有2市町
●まつだい農舞台事務局 新潟県十日町市松代3816-1-3F ●Tel025-595-6310
『越後妻有 大地の祭り』
●会期 8月1日-8月31日 ●会場 越後妻有2市町
●まつだい農舞台事務局 新潟県十日町市松代3816-1-3F ●Tel025-595-6310
LINK