
CDIとは、Common-rail Direct Injectionの略称。

クリーンディーゼルに乗る快感
Ryousuke Kitamori
メルセデス・ベンツ E 320 CDI AVANTGARDE
世界で最も厳しい日本の排出ガス規制に適合するディーゼル乗用車、メルセデス・ベンツE 320 CDI。現在、日本で新車購入できる数少ないディーゼル乗用車だ。日本のディーゼル車規制は、窒素酸化物や粒状性有害物質、つまり昔のトラックが吐き出していた黒煙を規制するものだが、クリアするには膨大なコストがかかる。日本のメーカーがディーゼル乗用車の国内販売から撤退したのは、そのためだ。実際、このE 320 CDI も、同程度のエンジンのE 300に比べて150万円ほど高価である。だが、それだけの十分な価値があることは、E 320 CDIの販売台数の伸びからも明らかだ。その価値とはまさに、ディーゼル特有の燃費の良さと絶大なるトルクにある。
まず、燃費。メーカーのテストデータでは1672kmを無給油で走りきり、日本においても、東京から稚内までの1400kmを無給油で走破したモータージャーナリストもいるほど。車両重量1.7tもあるミディアムセダンとしては相当に優れた数字である。燃油費高騰の折、無鉛プレミアムと軽油の価格差もうれしい。
まず、燃費。メーカーのテストデータでは1672kmを無給油で走りきり、日本においても、東京から稚内までの1400kmを無給油で走破したモータージャーナリストもいるほど。車両重量1.7tもあるミディアムセダンとしては相当に優れた数字である。燃油費高騰の折、無鉛プレミアムと軽油の価格差もうれしい。