
分配型ファンドを選ぶとき
分配型の外債ファンドの特徴を述べてきたが、メリット・デメリットを最後に記しておくと、メリットは、いわずもがな、定期的に分配金が受け取れることであろう。運用しながらも、自動的に収益の一部を受け取ることができるのは、定期収入が必要な人にとっては有難いしくみである。しかし、デメリットとはその表裏一体で、定期収入が必要でないのに毎月分配型ファンドに預けていると、毎月、分配金に税金を払っていることになる。分配を行わない投資信託と比較すると、税金を支払うことによって複利効果が薄れてしまうのがデメリットだ。しかしながら、こういった税金のデメリットを差し引いても、毎月収入が得られるのが、心理的にも、利益を確実にする上でも、メリットと感じるケースもあるといえよう。