

凹凸がそぎ落とされたフラットな設計。
ムダなものを省いた洗練された美しさ
それでは、2009年の春に登場する「ミーレキッチン」の新作システムキッチンを見てみよう。まず、パッと目につくのが、シンメトリーに置かれた2つのアイランド型キッチンであるということ。日本の住宅事情を考えると、このキッチンを所有できる人は、かなり限られてしまうといえるが、作業に適した広々としたワークトップや動きやすいスペースの広さ、凹凸のないスッキリした扉など、ムダのない機能美が集約されている。電気コンロはもちろん、水栓までワークトップからはみ出さないようにフラットに設計。徹底した直線美の追求には、とにかく脱帽だ。また、鍋や食器類など、余計なものを外に出さずにしまっておける、収納力も魅力のひとつだろう。普段は見えないところに置いておきたいゴミ箱の専用収納スペースや使い勝手のいいユニットなど、機能面と繊細な美しさを兼ね備えた装備を取り揃えているのもドイツらしいこだわりだ。