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キッチンはますます、明るく、開放的に
「今年の家具の見本市、ミラノサローネで見られた傾向なのですが、キッチンがより家具に近くなっていると感じましたね」と山根さんは語る。
 かつて土間文化が根づいていた昔、台所と言えば、「汚い、臭い、暗い」の3Kが当たり前だった。魚を焼く臭い、鶏を絞める音、そして飛び散る汚れ…。ほんの20、30年ほど前までは、北の角の方に追いやられ、閉鎖的な空間であった台所は、ライフスタイルの変化に伴い、家の中心的存在へと変貌を遂げた。「今、人気があるのは、リビングとダイニング、キッチンが一緒になったオープンキッチン」と山根さん。キッチンを開放的にした時に、今までのような雑然とした生活感を見せないため、「機能は充実しているのに、設備は見せない工夫」を随所に施しているのだという。キッチンの性能やデザインが大幅に向上した結果、キッチンは、家の中の最大の家電であり、家具にまで成長したのだ。
山根さんがプロデュースした事例のひとつ、東京・目黒の会社オーナー宅。“ゲスト20人分の料理が作れ、見た目も美しいオープンキッチン”という要望を受け、スポットライトが印象的な生活感のないモダンキッチンが完成した。
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