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日本の「ものづくり」再生への思い
フェラーリから急須まで様々なカテゴリーのプロダクトをデザインしてきた奥山氏が、山形工房をきっかけに目指すところはどこなのだろうか。経済のグローバル化による大量生産、大量消費時代のなか、素材調達から販売まですべてを一地域で行うこの戦略は一見、時代にマッチしていないように思える。しかし、奥山氏はフェラーリ、カッシーナなどを例に挙げ、地場産業の活性化のヒントがそれらのブランドにあるという。それらのブランドは、消費者を飽きさせないこだわりの商品を展開する力をもち、またその商品開発力は地域文化に根ざしている。他が真似できないその地方の職人技術に基づく商品開発がそのブランドの力となっている。奥山氏は、日本の「ものづくり」再生に繋がる地場産業の活性化を山形工房ブランドの展開によって証明しようとしているのかもしれない。何度見ても飽きがこない山形の風景のように、長い間人々に愛され続ける家具を展開し、山形から世界に通用するブランドを育てるという奥山氏の挑戦はつづく。
●山形工房 http://www.yamagatakoubou.jp
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