
日本の伝統を活かした家具づくり“山形工房”
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山形カロッツェリアプロジェクト
地方に元気がないと言われる時代、職人の伝統技術を活かし、新しいものづくりに挑戦しようとしている男がいる。山形出身で世界的な工業デザイナーの奥山清行氏だ。彼は世界各国の車メーカーで働き、イタリアの名門デザインスタジオ、ピニンファリーナ(伊)では、デザインディレクターを務めた。そんな経歴をもつ奥山氏が、2006年地元山形に、山形工房ブランドを立ち上げた。フェラーリなど様々な車メーカーを支えるカロッツェリアに端を発したユニークな生産方式で、素材の調達からデザイン開発、組立までを地域一体となって推進している。高い技術力の結集によって高付加価値の商品を生産するカロッツェリア的ものづくりである。
