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(上)大小のキューブ形をした展示室が印象的な十和田市現代美術館(左下)休憩スペースの外壁に描かれたポール・モリソン「 オクリア」。Courtesy of Alison Jacques Gallery, London (c) Mami Iwasaki(右下)夜は幻想的なライトアップで美術館そのも のがアートに。高橋匡太によるアート「いろとりどりのかけら」。(c) Mitsutaka Kitamura
美術館新潮流
コミッション・ワーク
Text Akiko Makinouchi
街の一部になった「開かれたアート」
ここ数年、新たに開館する美術館でコミッション・ワー クをフィーチャーするところが目立っている。コミッ ション・ワークとは依頼制作による恒久展示のアート 作品。依頼されたアーティストが設計段階からかかわ ることで自由な空間づくりが可能になり、作品の魅力 を最大限に引き出すことができる。また、そのほとんど が参加・体験型の現代美術で、屋外や共用スペースに 設置されるものも多いため、人々が気負いなくアート に触れ、楽しむことができるのも特徴だ。そうしたコミ ッション・ワークが注目される美術館をいくつか紹介 しよう。十和田市現代美術館は今年4月26日にオープ ン。注目の若手を含む現代美術アーティスト21人のコ ミッション・ワーク22点が美術館全体に配された、まさ にコミッション・ワークの館である。建築家・西沢立衛 が設計した大小のキューブ形の展示室は、一面がガラ ス張りになっていて街に対して作品を展示しているか のようだ。
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