

(左)レパード柄にクリスタライズをあしらった和服など、まさに伝統とアヴァンギャルドの融合。(右)レセプション会場は、クリスタライズと世界のデザイナーのコラボレーションに魅せられた多くのゲストでにぎわった。
クリスタライズを駆使したモダンな創造美
レセプションには、人生で最も荘厳なセレモニーにふさわしい傑作が一堂に会し、ファッション業界やブライダル業界から招かれた多くのゲストの目を奪った。ジョン・ガリアーノはアイボリー・ベルベットのフルレングスのコラムドレスと、ポール・ポワレにインスパイアされた揃いのキモノコートをクリエイト。「450年の伝統をもつキモノ」という今展示会の3つのテーマの一つでもある「キモノ」は日本を代表するデザイナーも独自のセンスを織り込んだ作品を発表した。ヒョウ柄のキモノ×Uno Kanda、モノトーンをあしらったキモノとドレス×Yumi Katsura、そして京友禅のキモノブランドのChiso (千總)という豪華な顔ぶれのキモノ競演がみられた。伝統を重んじながらもパーソナルでロマンティックなウエディングを求めるという現代のカップルへ向け、クリスタライズのクリエイティビティがいかんなく発揮された作品群ではないだろうか。