
毎回、豪華な審査員で構成される「モンブラン・アワード」。


会場に展示されたモンブラン万年筆。受賞者の深瀬氏には、世界限定11本の万年筆が贈られる。
文化・芸術への貢献を称える華麗な一夜
この賞をより重厚なものにしているのは、授賞者を選出する豪華な審査員の顔触れ。各国の芸術
家、作家で構成され、92年、初の日本賞審査員となったのは小沢征爾氏であった。翌年は蜷川幸雄
氏、森下洋子氏と続き、以後、高倉健氏、森 英恵氏、横尾忠則氏と錚々たる顔触れが続いていく。い
ずれも文化・芸術面においてひとつの時代を築いた人々ばかりである。勿論、受賞者も同様で、94
年に日本が初の授賞対象国となった際の受賞者は佐治敬三氏。以降、平山郁夫氏、倉本聰氏、坂東
玉三郎氏らが受賞。審査員と受賞者、彼等の功績はどれも誇り高く華々しい。授賞式は、その年の
受賞者を称える場であるとともに、各時代の中で最高の活動を行ってきた歴代の受賞者に敬意を
表す場でもある。