PAGE...1|2|3
伝統とモダニズムの先へ 
和への回帰
Text Yuko Suzuki
Photo Tony
西洋ものへの憧れ
寺嶋氏はもともと西洋骨董、とくにアール・ヌーヴォーの品々が好きで集めていた。「理由は単純。日本のものと は違ってデザインがモダンで、フォルムは凝っていてカラフルで、とにかくカッコイイと思ったんです。今にし て思えば、それは私自身に日本の文化に対する知識や理解が足りず、『カッコイイ=西洋』と思い込んでいただ けにすぎないのですが」。そして30代半ば、ロンドンを訪れた時のこと。いつものように西洋骨董を物色すべく アンティークショップを訪ね歩いた。ところがこの時、寺嶋氏に強い衝撃を与えたのはガレのランプでもドー ムの花瓶でもなく、日本製のコーヒーセットだった。
PAGE...1|2|3
LINK
CULTURE
漆—— 潤し、麗わし、ニッポンの器
>>2009.1.9 update
STYLE
イルムス×和真の“北欧メガネ”が登場
>>2011.12.9 update
CULTURE
伝統工芸の美と技を日常に会津塗から「BITOWA」へ
>>2009.4.8 update
LIVING
和の伝統 新たな創造 疊福
>>2017.12.28 update
TRAVEL
豪華客船「飛鳥Ⅱ」で行く世界一周旅行
>>2009.1.9 update

記事カテゴリー