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巨匠たちの裸婦画は、ピカソに大いなるインスピレーションを与え、この画家に何枚もの裸婦画を描かせた。巨匠たちの裸婦画に画家は何を見み出し、自らの筆で何を描きたかったのだろう。
ピカソと裸婦画
アングレの「オダリスク」(1824-1834)、ゴヤ「裸のマハ」(1797-1800)をはじめ、レンブラントの「泉の女」(1654)、マネの「オランピア」(1863)など、巨匠が描いた裸婦画からインスピレーションを得たピカソは、1964年から、自らの裸婦画を数多く描いた。
 先に挙げた巨匠の作品を単作でデフォルメ、もしくはあちらの作品からこの部分を、こちらの作品からあの部分を、と複数の作品の細部を切り貼りしたようなヴァリアシヨンも描いている。モノトーン、色つき、ポーズの多様性、、、。これらの裸婦画はピカソにとって固定観念ではなく使命であり、画家の本質と溶け合い、他の作品にも大きな影響を及ぼした。
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