
美しいフォルムを持つ『907D2』。

最高のクラブ選び
『タイトリスト 907D2』
『タイトリスト 907D2』
Text Hiroshi Kondo
名器975Dの流れを汲む玄人好み
かつてアメリカでは、マグレガー、ウイルソン、スポル
ディングがクラブの御三家だった。その後これらの低
迷とともに新御三家と呼ばれるようになったのが、テ
ーラーメイド、キャロウェイ、そしてタイトリストだ。タ
イトリストのクラブではどちらかといえばドライバー
よりはアイアンのほうがプロの信頼は高かった。それ
が一変、ドライバーの声価をも高めるきっかけになっ
たのが97年に登場した『975Dチタン』である。タイトリ
ストの伝統ともいうべき洋梨型のチタンヘッドで、米
ツアーでは数多くのタイトルを獲得。タイガー・ウッズ
もプロ入りした当時はこれを愛用。97年には初めてマ
スターズに勝っている。その後、時代ととともに大型化
が進んだが、すべてはこの『975D』が底流にあった。日
本でもこの流れをくむドライバーを使いたいばかりに
国内のメーカーとは契約せず、タイトリストのクラブ
にこだわり続けるプロもいるほどだ。