
パリ・モーターショーは、2年に1度、パリ市内ポルト・ド・ヴェルサイユ見本市会場でおこなわれる。アメリカのデトロイトショー、ドイツのフランクフルトショー、日本の東京モーターショーとならび、世界4大モーターショーと呼ばれ、自動車業界のトレンドセッター的な役割を果たしている見本市である。

パリ・モーターショーにみるオープンカーの台頭
Text Daichi Nakamigawa
時代と共に新化するオープンカーの数々
2008年9月に開催されたパリ・モーターショーには、環境適合という世界的潮流や米国のサブプライムローン問題から飛び火した自動車業界の大寒波などの暗い雰囲気を吹き飛ばしてくれるニューモデルが一堂に会した。また今回パリに出展された数々の車のなか、爽快で開放感ある走りを満喫できるオープンモデルの車種が、一際目を引いていた。
電動で開閉するメタルルーフを備え、オープンカーであるがゆえの我慢を強いられることはない近年のオープンカーは、ドライバーが欲するとき即座にオープンエアを提供し、悪天候時はクローズドカーと変わらぬ快適性を約束する。やみくもな高出力、過剰な装備が反社会的になりつつある昨今、自然がもたらす快感を気軽に味わえるオープンカーの時代がやってきた。今回、フェラーリ、プジョー、レクサス、マツダの4社にフォーカスし、各社の新化するオープンカーを紹介する。
電動で開閉するメタルルーフを備え、オープンカーであるがゆえの我慢を強いられることはない近年のオープンカーは、ドライバーが欲するとき即座にオープンエアを提供し、悪天候時はクローズドカーと変わらぬ快適性を約束する。やみくもな高出力、過剰な装備が反社会的になりつつある昨今、自然がもたらす快感を気軽に味わえるオープンカーの時代がやってきた。今回、フェラーリ、プジョー、レクサス、マツダの4社にフォーカスし、各社の新化するオープンカーを紹介する。