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山田香織氏。江戸時代から続く盆栽園『清香園』5代目。立教 大学4年在学中の99年、盆栽の新流儀として「彩花盆栽」を 提案し、教室を開く。現在、NHK『趣味の園芸』の司会を務 めている。『小さな盆栽のある暮らし』『山田香織の暮らし を彩るモダン盆栽』など著書も多数。
「彩花盆栽」家元である山田香織氏は、「清香園」5代目。前出の4 代目園主・山田登美男氏の長女である。
 盆栽は1本の木で季節感や大自然の風景を表現するものだ が、「彩花」はその風景をより具体化するため、木のほかに草花 や化粧砂などを使い、主に3〜5種の植物による寄せ植えとい う形をとっている。また、本道の盆栽では鉢(盆)もアンティー クとしての部分に付加価値が置かれ、必然的に高価となるが、 「彩花」ではオリジナルデザインの器を使う。この2点によっ て、とりあわせの楽しみと多様性が生まれ、本道の盆栽にくら べ「彩花」はやわらかで華やかな作風となった。
「本道の盆栽は、どうしても敷居が高い印象があります。だか らまずは敷居を低くし、間口を広げ、より自由度を高くしたか った。そのために、たとえば鉢にしても、従来のものは丸やだ 円がほとんどでしたが、『彩花』の鉢はデザイン性に富んでい ます」
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