

盆栽(2)——もっと
親しみやすい遊びへ
親しみやすい遊びへ
Photo TONY
Text Yuko Suzuki
Text Yuko Suzuki
盆栽の新しい形、「彩花盆栽」
自ら手がけるだけでなく、眺めているだけでも人は
盆栽から多くのことを学び、そして心癒やされる。た
だ、そこに樹齢や生命力の強さを求められるだけに価
値が出るまでに最低5年、枝が1本枯れると、それを補
う枝をつくるために10年、20年と途方もない時間がか
かる。だからこそ浪漫があり、人の心を惹きつけるのだ
が、やはり現代の生活のペースにはなじみにくい。そ
れが、盆栽が日本人の暮らしから遠くなった大きな理
由である。
その一方で、時間に追われる生活をしているからこ そ植物に触れたい、と考える人は少なくない。そうした 人たちと盆栽を結びつけているのが、このところブー ムになっている小型の盆栽だ。東京・代々木にあるカ フェ&ショップ「wacha」の盆栽をプロデュースする「清 香園」が、盆栽の新しい流儀として打ち出した「彩花盆 栽」もそのひとつである。
その一方で、時間に追われる生活をしているからこ そ植物に触れたい、と考える人は少なくない。そうした 人たちと盆栽を結びつけているのが、このところブー ムになっている小型の盆栽だ。東京・代々木にあるカ フェ&ショップ「wacha」の盆栽をプロデュースする「清 香園」が、盆栽の新しい流儀として打ち出した「彩花盆 栽」もそのひとつである。