
ミラノのサンタンドレア通りにあるモスキーノ ショップで披露された“MY BETTER HALF(マイ・ベター・ハー
フ)”のディスプレイ。モスキーノらしいシュールな世界が展開された。
夢と現実の間のシュールな世界
日本でも人気のイタリアンブランド“モスキーノ”
も、今年のミラノサローネで注目を集めたメゾンのひ
とつ。同ブランドは、イタリアならではの高い品質と優
れた機能性に、ユーモアや風刺を加えた独創的なファ
ッションで、80年代から多くのファンを獲得してきた。
2009年初頭には“ホテル・モスキーノ”をオープンする
予定で、今回のディスプレイはそのインテリアのコン
セプトを垣間見せるプレゼンテーションとなった。ホ
テルの建設地は、1840年に開通したミラノとモンツァ
を結ぶネオ・クラシカルな鉄道の駅があった場所で、
54の客室に15のスイートルームと、比較的小規模でコ
ンセプチュアルなホテルになる模様。夢の世界に誘い
込むようなシュールレアリスティックな雰囲気は、こ
れまでのファッションブランド系のホテルにはなかっ
たもの。そのイメージを反映しているのが、今回発表さ
れた家具類である。