
最高のクラブ選び『ホンマ BERES MG812』
Text Hiroshi Kondo

従来比でフェース面積を10%アップ。スイートエリアを拡大することでミスヒットを軽減した。
ゴルファーの官能を揺さぶるクラフトマシップ
20年以上のキャリアを持つゴルファアーなら一度はホンマのドライバーに憧れたことがあるはずだ。パー
シモンヘッド時代の80年代に登場したホンマのヒロホンマは、美しさでも性能でもゴルファーにとって憧れ
の的だった。その後、メタルヘッドを経てチタンヘッドの時代になるが、ホンマは最後までパーシモンにこだ
わり続けた。結果的にはこのことによって時代の波に乗り遅れてしまうが、21世紀に入り見事に復活を遂げ
た。大きなきっかけとなったのが『BERES』の誕生だ。かつてのホンマの独壇場だったシェイプの美しさを受
け継ぐと同時時に、職人魂にあふれたクラブにはやはり、ゴルファーの官能にアピールする魅力がある。ヘ
ッドはヘッドメーカーにシャフトはシャフトメーカーに依存するクラブメーカーが多いなか、一貫して
「MADE IN SAKATA」にこだわり続けるあたりにも、魅力の要因があるのだろう。