
投資のメリットとデメリット
ワインファンドが目標とする年間利回りは大体7〜8%で、比較的安定した投資形態といえる。加えて、この投
資にはリスクが少ない。というのも、金融投資は最悪の場合、つぎ込んだお金すべてが紙切れ同然になって
しまう危険を常にはらんでいるが、ワインの場合、少なくとも商品自体は手元に残る。嗜好品としての価値に
重要性が置かれているため、社会・経済情勢に左右されないのも強みだ。ワインは年数を経るたびに熟成が
深まり希少価値が上がる、つまり値下がりのリスクはほとんどないに等しいことになる。とはいえ、もちろん
ワインならではのリスクがある。天候不順等による収穫量の変動などで、投資に見合う確実な収益予想は難
しいだろうし、為替変動の影響を受けやすいということも十分肝に銘じておくべきだ。ちなみに現状、日本国
内で申し込みのできるワインファンドでは、最低300万円程度からの受付となっている。