

海外ETFの活用の醍醐味は、手軽に国際分散投資ができる点が挙げられる。投資先には、米国をはじめ、中国、イ
ンド、ブラジルなど個別の国にも投資できるが、先進22カ国、新興国全般といった投資も可能だ。アジア・オセア
ニア地域やエマージングなど新興国対象のETFは比較的好パフォーマンスなので、ポートフォリオに加えるこ
とによって収益率が上がる可能性があるだろう。また、今注目のコモディティ(商品)に投資するETFもある。最
近、原油高、金相場も最高値更新、輸入小麦の価格引き上げなど、コモディティに関するニュースをよく見聞き
しているはず。ロジャーズ国際商品指数や、S&P GSCI商品指数といった商品相場指数に連動するコモディティ
ETFは、株式や債券との相関が低く、分散投資の効果を高めやすい上に、原油や金などの価格の高騰から、株式や
債券よりも高いリターンを上げている。